リノベーション
農機具小屋から生まれた、唯一無二のレストラン
私たちのお店は、最初からデザインされたレストランではありません。
実は、出発点は「農機具小屋」。誰もが驚くほどのシンプルな場所から、ゼロの状態でお店づくりが始まりました。
年月とともに役目を終えた小屋が、料理を味わうためのあたたかな空間として新しく生まれ変わったその背景には、たくさんの物語があります。
2年間続いた“ガラクタとの戦い”からスタート
最初の工程は、建築ではなく徹底的な片付けでした。 資材や道具が山積みになっていた小屋は土間のままで、足の踏み場もない状態。そこから、ひとつひとつ荷物を外へ運び出し、整理し、処分し……。
気が遠くなるような作業に、約2年。 けれど、この片付けがあったからこそ、建物が本来持っていた骨格が見えてきて、私たちはようやく“スタートライン”に立つことができたのです。
三枚の土壁を撤去して、光が通るオープンスペースに
片付けが終わると、次は空間づくり。 小屋を区切っていた三枚の土壁をすべて撤去し、一つの広い空間へと大胆にリノベーションしました。
暗く閉ざされた印象だった場所が、一気に開放感あふれる空間へ。 「壁がない」という大胆な構造は、今の店の個性を形作る大きなポイントになっています。
図面ゼロ。“感覚”で仕上げた、世界に一つの店
本格的な制作が始まってからも、この店づくりにはほぼ図面がありませんでした。 信頼している大工さんと一緒に、現場で話し合い、感じたままに形をつくる日々。
玄関ドアひとつにしても、現場で「これ、いいね」と心が動いたものを選び、再利用したものばかりです。そうして完成した空間には、新品には出せない温もりや質感が自然と宿りました。
最後に
農機具小屋の面影と、私たちの情熱、そして自由な発想。 そのすべてが重なり合って、この店は生まれました。
手作りだからこそ生まれた“味わい”のある空間で、ゆっくりとした時間を過ごしていただけたら嬉しいです。この場所が辿ってきた“進化の物語”を、ぜひ感じてください。
完成したお店がこちら ↓